川之江信用金庫 2020ディスククロージャー
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 「コンプライアンス」とは、一般的に「法令等遵守」と解釈されており、企業等が行う取引において様々な法令やルールを厳格に遵守するとともに、社会的な規範を全うすることをいいます。金融機関は公共的使命と社会的責任を負っている事から、一般企業にも増してコンプライアンス態勢の強化が求められております。 当金庫では、これまでもその使命と責任を十分に認識し、誠実で公正な業務推進に努め、企業倫理の確立と法令等の遵守に取り組んできました。平成13年4月には、総務部が中心となり、川之江信用金庫の行動基準を明確化した「倫理規則」を策定すると同時に、コンプライアンス統括部門を設置し、自らを検証する態勢を全職員に徹底しております。 信用金庫が日常行っている金融取引においても、信用金庫法をはじめとして、公正な競争の確保、顧客情報の厳正な取り扱い、マネー・ロンダリングの防止など、遵守するべき法令や規則が数多く存在します。当金庫では、これらのルールを遵守することで、社会的規範を逸脱するような営業活動を慎み、良識ある営業姿勢を維持する社会的責任を全うするように、理事長以下全役職員が倫理意識の高揚と法令等遵守マインドの向上に努めております。コンプライアンス(法令等遵守)態勢 当金庫は、法令やルールを厳正に遵守し、社会規範に則り、誠実かつ公正な企業活動を遂行します。また、お客様の正当な利益の保護や利便性の向上にむけて継続的な取組を行ってまいります。1.お客様との取引に際しましては、法令等に従って金融商品の説明および情報提供を適切かつ十分に行います。2.お客様からの相談または苦情等につきましては、当金庫窓口において適切かつ十分に取り扱います。3.お客様に関する情報につきましては、法令等に従って適切に取得し、安全に管理いたします。4.お客様との取引に関連して、私たちの業務を外部委託することにつきましては、お客様の利益を守るため、適切に外部委託先を管理いたします。[顧客保護等管理方針] 私ども川之江信用金庫は、社会の秩序や安全に脅威を与え、健全な経済・社会の発展を妨げる反社会的勢力との関係を遮断するため、以下のとおり「反社会的勢力に対する基本方針」を定め、これを遵守します。1.当金庫は、反社会的勢力との取引を含めた関係を遮断し、不当要求に対しては断固として拒絶します。2.当金庫は、反社会的勢力による不当要求に対し、職員の安全を確保しつつ組織として対応し、迅速な問題解決に努めます。3.当金庫は、反社会的勢力に対して資金提供、不適切・異例な取引および便宜供与は行いません。4.当金庫は、反社会的勢力による不当要求に備えて、平素から警察、暴力追放運動推進センター、弁護士などの外部専門機関と緊密な連携関係を構築します。5.当金庫は、反社会的勢力による不当要求に対しては、民事と刑事の両面から法的対抗措置を講じる等、断固たる態度で対応します。【反社会的勢力に対する基本方針】 当金庫は、個人情報に関する基本方針(プライバシーポリシー)を公表するとともに、個人情報取扱事業者として「個人情報の保護に関する法律」およびその他の関連法令等に基づき、個人情報の保護に努めています。[「個人情報の保護に関する法律」に対する対応について] 当金庫は、「金融商品の販売等に関する法律」に基づき、金融商品の販売等に際しては、次の事項を遵守し、勧誘の適正の確保を図ることとします。1.当金庫は、お客様の知識、経験、および財産の状況及び当該金融商品の販売に係る契約を締結する目的に照らして、適正な情報の提供と商品説明をいたします。2.金融商品の選択・購入は、お客様ご自身の判断によってお決めいただきます。その際、当金庫は、お客様に適正な判断をしていただくために、当該金融商品の 重要事項について説明をいたします。3.当金庫は、誠実・公正な勧誘を心掛け、お客様に対し事実と異なる説明をしたり、誤解を招くことのないよう、研修等を通じて役職員の知識の向上に努めます。4.当金庫はお客様にとって不都合な時間帯や迷惑な場所での勧誘は行いません。5.金融商品の販売等に係る勧誘についてご意見やお気づきの点等がございましたら、お近くの窓口までお問い合わせください。[金融商品における勧誘方針] 当金庫は、信用金庫法および金融商品取引法等を踏まえ、お客様との取引にあたり、本方針および当金庫が定める庫内規則に基づき、お客様の利益が不当に害されるおそれのある取引を適切に管理(以下「利益相反管理」といいます。)し、もってお客様の利益を保護するとともに、お客様からの信頼を向上させるため、次の事項を遵守いたします。1.当金庫は、当金庫がお客様と行う取引を対象として利益相反管理を行います。2.当金庫は、以下に定める取引を利益相反管理の対象とします。(1)次に掲げる取引のうち、お客様の利益が不当に害されるおそれのある取引 ①当金庫が契約等に基づく関係を有するお客様と行う取引 ②当金庫が契約等に基づく関係を有するお客様と対立または競合する相手と行う取引 ③当金庫が契約等に基づく関係を有するお客様から得た情報を不当に利用して行う取引(2)①から③のほかお客様の利益が不当に害されるおそれのある取引3.当金庫は、利益相反管理の対象となる取引について、次に掲げる方法その他の方法を選択し、またこれらを組み合わせることにより管理します。 ①対象取引を行う部門とお客様との取引を行う部門を分離する方法 ②対象取引またはお客様との取引の条件または方法を変更する方法 ③対象取引またはお客様との取引を中止する方法 ④対象取引に伴い、お客様の利益が不当に害されるおそれがあることについて、お客様に適切に開示する方法4.当金庫は営業部門から独立した管理部署の設置および責任者の配置を行い、利益相反のおそれのある取引の特定および利益相反管理を一元的に行います。 また、当金庫は、利益相反管理について定められた法令および庫内規則等を遵守するため、役職員等を対象に教育・研修等を行います。5.当金庫は、利益相反管理態勢の適切性および有効性について定期的に検証します。[利益相反管理方針]事業の概要■リスク管理の状況22 KAWASHIN DISCLOSURE

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