川之江信用金庫 2021ディスククロージャー
25/56

 当金庫は、お客様からの苦情のお申し出に公正かつ的確に対応するため業務運営体制・内部規則を整備し、その内容をホームページ、パンフレット等で公表しています。 苦情は、当金庫営業日(9時~17時)に営業店(電話番号は33ページ参照)またはコンプライアンス統括部門(電話:0896-58-1300)にお申し出ください。[苦情処理措置]金融ADR制度への対応 信用リスクとは、「ご融資した貸出金がお客様の財務状況等の悪化により、その価値が減少したり消失したりして金融機関が損失を被る」リスクのことです。 当金庫では、貸出資産の健全化を維持するため与信案件に関して、公共性・安全性・収益性・成長性・流動性等各視点から厳正な審査体制をとっております。また、審査にあたっては極力大口融資や特定の業種に偏ることなく、小口多数者取引を推進し、信用リスクの軽減に努めております。自己査定による資産の区分を的確に行い、既に発生している延滞債権の早期回収努力と不良債権の新規発生を防止するため、職員に対する審査能力や管理能力の向上を目的とした内部研修や外部研修を実施しております。[信用リスク管理] 市場リスクには、「資産(貸出金、有価証券など)・負債(預金など)の双方の金利変動に伴い損失が発生するリスク(金利変動リスク)」と「為替相場や株式債券相場の変動により資産が減価するリスク(為替リスク・価格変動リスク)」等があります。 当金庫では、資金運用委員会を設置し、金利予測、収益シミュレーション、リスク分析などにより運用と調達の基本方針を策定しています。また、預金の支払いや貸出金等の資金が不足して資金繰りに支障をきたす流動性リスクに対しても、不測の事態に即応できるよう、換金性の高い資産を多めに準備し万全の体制を整えております。 また、支払準備資産を信金中央金庫へ預け入れるとともに、信金中央金庫が流動性への対応を図るという業界のバックアップ体制も整えております。[市場リスク・流動性リスク管理] 事務リスクとは、「正確な事務を怠ったり、不正等により損失を被る」リスクのことです。 当金庫では、正確な事務処理を厳正に実施するため、各種内部規程の整備を行い、事務効率の向上などを目的にした営業店後方事務の集中処理を積極的に進めております。 また、こうした厳正な事務を維持するため、検査室が各営業店に対し、予告なしの検査を実施し実態把握と事故の未然防止のための指導を行う一方、営業店に対しては店内検査制度の月例実施を義務づけております。[事務リスク管理] システムリスクとは、「コンピュータシステムのダウン・誤作動・不正使用等により被る」リスクのことです。 当金庫では「信金大阪共同事務センター」に加盟しシステムの充実を図っており、システムリスクに対応しております。[システムリスク管理]リスク管理の体制 金融の自由化、国際化、技術革新に伴い金融機関の業務はますます多様化・高度化しビジネスチャンスが拡大する一方で管理すべきリスクも増しております。 当金庫は、経営の健全化を確保しつつ経済環境の変化に迅速かつ適切に対応していくためにリスク管理を経営の重要課題として位置づけ、貸出金の審査体制の強化および内部検査体制の整備と、検査手法の改善など各種リスクの管理強化を推進し金融環境の変化に即対応できる体制の構築を進めております。[紛争解決措置] 当金庫は、紛争解決のため、当金庫営業日に上記コンプライアンス担当部門または全国しんきん相談所(9時~17時、電話:03-3517-5825)にお申し出があれば、愛媛弁護士会(電話:089-941-6279)、東京弁護士会(電話:03-3581-0031)、第一東京弁護士会(電話:03-3595-8588)、第二東京弁護士会(電話:03-3581-2249)の仲裁センター等にお取次ぎいたします。また、お客様から各弁護士会に直接お申し出いただくことも可能です。なお、前記弁護士会の仲裁センター等は、東京都以外の各地のお客様にもご利用いただけます。その際には、お客様のアクセスに便利な東京以外の弁護士会を利用する方法もあります。例えば、東京以外の弁護士会において東京の弁護士会とテレビ会議システム等を用いる方法(現地調停)や、東京以外の弁護士会に案件を移す方法(移管調停)があります。ご利用いただける弁護士会については、あらかじめ前記「愛媛弁護士会、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会、全国しんきん相談所または当金庫コンプライアンス統括部門」にお尋ねください。事業の概要23

元のページ  ../index.html#25

このブックを見る